もりもり食べる

日々考えたことをきままに綴るブログです

目指せ重版出来 ②

昔、図書館に入り浸っていたころに出会った本があります。

 

君を失って、言葉が生まれた

君を失って、言葉が生まれた

 

 

普段あまり詩の本を手に取らないのに、なんとなしに本棚から取り出しました。

作者の藤川さんが亡くなった末期がんの奥さんを想って書いた詩です。イラストも一緒に描かれており、物語調です。

その場で読んで泣いてしまい、それを隠そうと、図書館の端の席に座って泣くのをこらえながら、でも泣きながら読んだのを憶えています。

 

(一部抜粋・順不同)

 

ぼくは君を怒った。

一カ月後、君が死ぬなんて知りもしないで。

 

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あの去年の誕生日が最後の誕生日だったのなら

君の命にもっと深い愛を伝えればよかった

 

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あの喧嘩が君との最後の喧嘩だった

ぼくは自分が正しいことを

君に認めさせようと必死だった

ぼくが悪かったんだと

君を受け入れることぐらい

簡単なことだ

君の死を受け入れることに比べれば

 

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実は水平線は一つに見えるけれども

海と空の間にはずいぶんと距離があるんだ

君の感じている痛み

君の感じている苦しみ

君の感じている死の恐怖

側にいるぼくには

何一つ分かっちゃいないんだ

 

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ぼくは一番楽しいときではなく

一番悲しいときに

愛する人を最も愛しているんだ

愛する人を愛さないで

今の今まで

何にぼくはうつつを抜かしていたんだ

君の死を前にして愛の本質がよく見えてくる

愛という言葉を盾にぼくは

君に要求ばかりしてきたのだ

 

 

旦那さんと付き合う前、付き合っている最中、そして昨日。

合計で3回読みました。

(昨日は閉架図書になったこの本をわざわざ出してもらいました(笑))

 

読む度に環境が変わり、詩の受け取り方も変化しています。

段々と詩の重みが増してくるんです。

 

昨日は旦那さんと久しぶりに喧嘩をし、この本を読みました。心を改めて私から謝りましたが、まだモヤモヤします( `ー´)

普段の日常ではなかなか上手くいきませんね。

でも、喧嘩したままよりすぐ仲直りした方がいいはず。ごはん作ってくれたし。

そう思うことにします。

 

この本、そろそろ買おうかな……。残念ながら中古ですが。