もりもり食べる

日々考えたことをきままに綴るブログです

ミイラではなくご遺体

土曜日は上野の国立科学博物館の常設展へおばと息子と一緒に行った。

 

どこだったか、展示室の奥の方に江戸時代の女性のミイラの展示がある。

私は普段そういった類のものは見ないようにしているのだが、おばが不意打ちで「あそこにミイラが展示されている」と言い、おばの進む方向へ私も反射的に向かった。

なぜだかその時は興味を持ってまじまじと私は見た。おばが飽きて次に進もうとしても、私は足を止めて見た。

 

その帰りぐらいからなんとなく肩が重く、動きづらい。

(今はなんともない)

 

夜もなんとなく怖くて寝られなかった。

(気が付くのが遅いが、)あの女性は興味本位で見るものではない。そう気が付いた。

現代ならば、弔って火葬されるべきご遺体だし、悲しむべき対象だ。きっとこの女性がなくなった時は、家族が悲しんでいただろう。

 

それなのに、私はあの時興味が勝った。ご遺体ではなく、ミイラという物体として私はあの女性をまじまじと見ていたのだ。今となっては申し訳なく思う。

 

その日は歩き疲れていたが、翌日は謝罪の気持ちとともに「死」とは正反対の「生」を感じられる動物園へ行った。

 

動物園の帰りには身体が軽くなっていた。

 

今回はミイラに限定して国立科学博物館のお話を書きましたが、2才の息子はめずらしく楽しんでいました。間近で色んな物が見られ、触れられたのがよかったのだと思います。