もりもり食べる

日々考えたことをきままに綴るブログです

美味しい箸、美味しいスプーン

二年ほど前の夏のこと。

友人の家に手土産のアイスを持ってお邪魔した。

 

そのアイスを食べる際、その友人は「このスプーンで食べると美味しいんだよ。」と、私にシルバーのスプーンを差し出してくれた。

なめらかな曲線をしたシルバーのスプーン。

友人は、わざわざそのスプーンを実家から持ってきたという。

 

「ね?おいしいでしょ?」

友人はきらきらした目で私を見てそう言った。

 

・・・確かに美味しかった。

 

ただ、それはそのスプーンだからかもしれないし、友人の私への思いやりの気持がそうさせたのかもしれないし、うだるような暑さの日にアイスを食べられたからかもしれない。

アイスがいつもより美味しい理由なんていくらでもある。

だから正直、よくわからなかった。

 

で、昨日のおやつ。

 旦那さんが買ってきてくれた、コンビニのティラミス。

息子が寝ていたので気持ちの余裕もあり、ふと友人とのその思い出を思い出して旦那さんに同じことをしてみた。旦那さんにその話は秘密で。

私の愛着のあるスプーンを使って。

 

ドキドキ(; ・`д・´)

 

食後に種明かしをすると、「そうかな~?よくわかんないや。」なんて言っていた。 

それはあの日の私と同じ感想。

 

でも、今ならわかる。

スプーン一つで全然変わると。

大事にしているもので食べると、満足度がちがう。味もちがう。

あの日、それを教えてくれた友人のおかげ。

その日以来、意識するようになったから。

それまでは、食べるときになんとなくこれかな?って選んだものを使っていた。

 

息子もアンパンマンのスプーンやフォークで食べるのと、他のもので食べるのでは味の感じ方や食事の楽しさがちがうのかなー。アンパンマンのだと「アンパン!」ってテンション上がっているし。

 

 

 

余談。

そういえば、私が実家にいた頃、両親の不在中はこっそりと両親どちらかの箸を使っていた。

なんでもいいからではなく、父の太くてしっかりした木の箸や、母の黒くて繊細な箸が気に入っていたから。

なぜだか、自分の箸で食べるよりも満足度が高かったし、食べ物自体も美味しく感じた気がする。